「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

１７　がんばれっ？

寂光・・・がんばれっ？

　最近。
　世の中を騒がしてる人に。
　舛添要一（ますぞえよういち）厚生労働大臣が居る。

　「銀行は信用できるが、社会保険庁は信用ならない」
　「市町村はもっと信用ならない」
　って・・彼の発言に。

　鳥取県倉吉市長や東京都武蔵野市長なんか・・が。
　「不用意な発言が年金行政全体の不信感をさらに招きかねない」
　って厚労相に抗議する・・と。

　「私に対して言うよりも、不正を働いたところの首長に言いなさいということだ」
　「小人のざれ言に付き合う暇があったら、もっと大事なことをやらなければいけない」
　って・・反論。

　さらに。
　報道陣が「ざれ言」の真意を問う・・と。

　「頭から『バカ市長！』と言われるのは嫌でしょう」
　「だから『小人』と言った」
　「その温かみを感じてくださいよ」
　「教養の問題、教養」
　「文句言うなら１円も地方交付税を貰わないで言いなさいと」
　って・・放言。

　ヤッテくれ・・る。
　前から。
　「マスゾエは馬鹿だ」とは思っていたのだが。
　・・救いようの無い大馬鹿だ・・とまでは思わなかった。
　「馬鹿」も・・トコトン突き詰めれば。
　・・天晴れ（あっぱれ）ですら・・ある。

　「権力を嵩（かさ）に着た暴言」とか。
　「上から下に物を言う考え方」なんて。
　・・非難轟々（ひなんごうごう）らしい。

　既成権力に弱く。
　「電力会社の原子力発電推進に関する歓迎記事」なんて。
　「提灯記事（ちょうちんきじ）」しか書けなかった「ますぞえ」なのだが。
　「権力の座」に着いた途端に威張（いばり）り散（ち）らす・・なんて「小物」ブリが。
　・・意外と好きっ！・・になった。

　これが正（まさ）しく。
　「国」の「地方」に対する考え方なんだろう。

　「地方の時代」なんて。
　「地方公共団体（都道府県、市町村のことっ！）」を煽（おだ）てる・・政府広報やマス・メディア。

　小泉内閣では。
　「中央省庁」の猛反対を押し切って。
　次々に、「その権限」が地方公共団体に委譲（いじょう）された。
　その割りに。
　委譲された財源は・・少ないのだが。

　だから。
　「もっと金を寄越（よこ）せっ！」
　「道路建設や社会福祉や学校教育なんて国固有の業務だろっ！」
　なんて
　「首長（都道府県知事、市町村長のことっ！）」は。
　・・イロイロと・・煩（うるさ）いコト・・を言う。

　でも。
　ホントに「地方の時代」なんて考えてるんだったら。

　テメエんトコの歳出（さいしゅつ：支出のこと）くらい、テメエんトコで面倒みろよっ！

　今の「地方の時代」なんて。
　首長は・・好き勝手なコトをしたり、言ったり。
　でも。
　「困ったこと」が起こると・・ぜ～んぶ国に「おんぶに抱っこ」
　・・スッゴク「無責任」なんである。
　全く。
　「自治能力なんてない」・・「ちほーじちたい」にはっ。

　そーして。
　「富の再分配」なんて名目の「地方交付税」
　これは。
　都市部で必死に働くサラリーマンや大企業から「絞り取った税金」を。
　ロクに働きもしない、
　「田舎の百姓」や「漁師」なんてのに、野放図（のほうず）に配ってる制度。

　都市部の道路なんて。
　大渋滞でチットも動かない・・のに。
　人よりも猿の方が多い、ど田舎に「幹線道路」なんかが整備される。
　・・鹿や猪が使うの・・か？

　都市部では、ドノ行政窓口も。
　大変な行列で、ズーッと待たされる・・のに。
　「百人も住んでない地域」に作られる「地方の行政窓口」。
　だから・・市役所ってヒマっ！・・なんて思われてんだろう。

　これが。
　「日本国民は、須（すべか）らく平等な行政サービスを受ける資格がある」
　なんて妄想（もうそう）に支配された現実である。

　「市役所本庁舎まで遠い」とか。
　「車がなきゃ生活できない」なんて。
　・・テメエらの勝手じゃないの・・か。

　現在の日本国憲法では。
　「職業選択の自由」や「居住の自由」が保障されている。

　ど田舎で舗装道路が無くて不便なら。
　ど田舎で「市役所窓口」が無くて不便なら。
　ど田舎で「コンビニ」や「郵便局」や「銀行」が無くて不便なら。

　都市部に引っ越せば、良いじゃないか。
　誰か文句言う訳じゃあなし。

　「金が無い」とか。
　「独居老人」だとか。

　そんなことは。
　テメエらの甲斐性（かいしょう）の問題じゃないか。
　今まで、「何も考えず、ノンベンダラリと生活してきたツケ」はっ。
　テメエ自身で責任とるしかない・・だろう？

　「地方の時代」ってのは。
　今まで「中央の高級官僚」が知恵を絞って遣ってきたコトを。
　「地方自身」で解決しまきゃならないってコトだ。

　「税金を多く払っている奴」には、今までより「手厚い行政サービス」が為され。
　そして。
　「税金なんて払ったコトすらない奴」には、人並みの「行政サービス」なんて受けらんない。
　そー云うことだろ？
　・・・「当たり前のコト」じゃないか。

　「格差社会の是正」なんて
　「世迷い言（よまよいごと）」は程々にして欲しい・・し。
　「寝言」は、寝てる時にだけ・・言って欲しい。

　「自己責任」
　これからは、日本国でも。
　「うつ」で「ひきこもり」の私を含めて、
　全国民が、総ての生活に、コレが要求される。

　でも。
　欧米なんて「先進国」は。
　今までズーッと「自己責任」なんだからっ！
　今に始まったコトじゃない。

　中央の高級官僚や、
　フツウの感性の政治家はっ。
　決して・・言えなかった。
　「文句言うなら『１円も地方交付税を貰わないで言いなさいっ！』と」
　なんて発言は。
　・・快挙である。

　でも自分の発言もっ。
　・・「自己責任」だよっ！

　ま・す・ぞ・えっ！